イベント
[3月6日] 香川県で開催されるセミナーで、渡辺センター長がオリーブオイルの抗疲労効果について講演します

[概要]
香川県では、健康長寿の地域社会を実現しようとする「健康・長寿の産業化・地域ブランド化推進事業」に取り組んでいます。理化学研究所は、光量子工学研究領域、ライフサイエンス技術基盤研究センター、情報基盤センターが、健康長寿につながる研究・実証でこの事業に協力しています。
古くから地中海沿岸地域では「不老長寿の秘薬」としてオリーブオイルが使用されています。欧米の先行研究では、地中海食の客観的な評価法の開発などが進んでおり、虚血性心疾患などの生活習慣病リスクに対する予防効果が確認されています。一方香川県は日本におけるオリーブ栽培発祥の地であり、現在もその収穫量は国内トップです。本事業において渡辺センター長らは、光量子工学研究領域および大阪市立大学健康科学イノベーションセンターと共同で、香川県産オリーブオイルを用いた関連食品の機能性の検証に取り組んでいます。
今回の講演では、香川県産オリーブオイルを4週間摂取した場合、他の食用オイルと比較してどのような抗疲労効果があったか、また香川県産のオリーブ葉を餌に混ぜて与えた養殖ハマチ(オリーブハマチ)と標準の餌を与えた養殖ハマチを食べ比べた時に、血液成分中の疲労マーカーがどのように変化したかなど、現在進行中の抗疲労研究を報告します。本セミナーでは他に、光量子工学研究領域の和田智之グループディレクター、情報基盤センターの姫野龍太郎センター長、慶應義塾大学の神成淳司准教授が、それぞれの取り組みについて講演します。
本セミナーの詳細・申し込みについては下記をご覧ください(理研外のサイトにリンクしています)。