お知らせ
国際研究プロジェクトFANTOM5がEureka Prizeにノミネートされました
理研が中心となって2000年に結成された国際研究コンソーシアムFANTOMの第5期プロジェクト「FANTOM5」が、2015年のEureka Prizeのファイナリストにノミネートされました。
Eureka Prizeは、オーストラリア博物館が毎年、科学研究と技術革新、科学におけるリーダーシップ、科学コミュニケーションや科学ジャーナリズム、科学教育などの分野で優れた成果を出した個人や団体に授与している賞です。このたびFANTOM5は、国際的な研究協力による優れた成果に対して与えられるScopus Eureka Prize for Excellence in International Scientific Collaborationにノミネートされました。

FANTOM5のコーディネーターをつとめたゲノム情報解析チームのAlistair Forrest客員主管研究員(豪州ハリーパーキンス医療研究所 教授)による研究プロジェクト紹介動画がEureka PrizeによってYouTubeに掲載されています。
Alistair Forrest客員主管研究員によるプロジェクト紹介動画:
https://www.youtube.com/watch?v=Veaf0D7PGQA&feature=youtu.be
選考の結果、FANTOM5は惜しくも受賞を逃しましたが、本賞にノミネートされたことはこの研究が世界的に評価されていることを示す大変栄誉あることであり、FANTOMの研究活動がさらに幅広い方々に認知される機会となりました。
今年始まったFANTOM第6期プロジェクトでは、機能性ゲノム解析部門が中心となって、ノンコーディングRNAと呼ばれる未解明な部分の多いRNAの大規模な機能解析を行っています。その基礎研究を進めるための新たな基盤技術の開発を行い、ヒトの病気や健康にノンコーディングRNAがどのように関わっているかの解明をめざします。
Eureka Prizeホームページ:
http://australianmuseum.net.au/2015-finalists-eureka