お知らせ
植田 啓介特別研究員がICMRBS2016にてYoung Investigator Awardを受賞しました
構造生物学グループ タンパク質機能・構造研究チームの植田 啓介 特別研究員がICMRBS2016(生体系磁気共鳴国際会議 2016)にてYoung Investigator Awardを受賞しました。
本賞はICMRBS2016 発表者の中から、生物学的な磁気共鳴の分野の発展に貢献すると評価された、35歳以下の若手研究者に授与される賞です。本学会の詳細に関してはこちらをご覧ください。
受賞業績としてあげられた研究内容の概要、並びに関連論文は、以下のとおりです。
受賞対象の研究内容概要
NMR構造解析の精度を上げる常磁性緩和法のために、測定対象原子への距離を任意に切り替えられる常磁性プローブを開発しました。この機構は、銅イオン結合配列が組み込まれたペプチドにアゾベンゼン誘導体を導入することで、紫外線と青色光の照射の切り替えにより実現します。一か所の距離可変の常磁性プローブの標識は、二か所の標識に相当するため、この成果はNMR構造解析の高精度化、またはタンパク質試料調整の軽減に貢献します。
本受賞に関する論文はこちらから
