理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター RIKEN Center for Life Science Technologies

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イベント

 

[7月16日] 分子イメージングセミナー「鉄(II)イオンの生細胞イメージングプローブの開発」

[講師] 

平山 祐 先生(岐阜薬科大学 薬学部 助教)

[タイトル] 

鉄(II)イオンの生細胞イメージングプローブの開発

[概要] 

鉄は生体内で最も多く存在する遷移金属種であり、生命は鉄の持つ高い酸化還元活性を巧みに利用し、酸素運搬や電子伝達、酵素反応等、様々な生命維持に必須の機能を実現している。一方、細胞内において鉄の濃度異常が生じた場合、その高い反応性は容易に細胞損傷・細胞死を引き起こす。こうした生体内鉄代謝に関して、その関連タンパク質の存在と機能・役割についてはある程度明らかになってきているものの、「鉄イオン自身」については生細胞内でモニタリングすることが困難であり、基本的にはその挙動、機能はブラックボックスとされてきた。特に、細胞内における鉄輸送や酸化ストレスに深く関与する鉄(II)イオンに関しては、高選択的に検出できる蛍光プローブが皆無であった。このような現状を打開すべく、我々のグループでは、N-オキシドの化学を巧妙に利用することで、鉄(II)イオンを高選択的に検出できる新規蛍光プローブRhoNox-1を開発し、生細胞イメージングによる鉄(II)イオンの検出に成功した。本講演では、RhoNox-1に加え、最近開発したプローブ分子とその応用について紹介したい。

[言語] 

日本語

[お申し込み] 

セミナー参加の事前申込は不要です。当日直接会場へお越し下さい。

[お問い合わせ] 

ライフサイエンス技術基盤研究センター 生命機能動的イメージング部門 イメージング化学研究グループ
隅田有人・辻美恵子・河合保子 TEL:078-304-7130

CLSTは、2018年4月1日からの理化学研究所第4期中期計画により、3つのセンターに改組されました。