センター概要
理念
理研ライフサイエンス技術基盤研究センターは、
私たちヒトを含む生命の生きた全体像を解き明かし、
一人一人に合った医療を実現する技術を生み出します。
革新的な技術・方法論の発明(テクノロジー)とそれが 導く新しい発見(サイエンス)。
その成果を私たちの暮らし(ライフ)に直裁に応用するための、さらなる飛躍(イノベーション)。
ライフサイエンス技術基盤研究センターは、生命の3つの階層における知識と技術の融合を図り、
創薬・医療・健康科学におけるライフイノベーションを推進します。
健康であるとはどういうことなのでしょうか。簡単そうで実は大変難しい問いです。
健康になるためには何をすれば良いのでしょうか。
その解には、知識とそれを実現するための技術が必要です。
私たちはこの問いに、人の体ではたらく分子をありのままに捉え、操る技術で迫ります。
その成果を、新しい薬や診断法、予防や治療法の開発につなげます。

ヒトを生命体としてトータルに理解するために、原子・細胞・個体の階層を超えて、ヒトの内なる自然=生きたヒトではたらく分子のありのままの姿を計測・解析する技術を創出します。部分的・静的なライフサイエンスから、全体的・動的なヒトのライフサイエンスを目指します。
ヒトではたらく分子をありのままに知るためには、新しい方法論が必要です。その知識を医療に応用するためには、人間を対象とした技術を工夫することも必要です。ライフサイエンスからライフイノベーションへの飛躍をめざし、3つの階層を網羅した世界的にもユニークな研究・開発体制を構築しました。
たとえ病気になりやすい体質であったり、多少不摂生な生活をしてしまったとしても、体の中の分子が頑張って体の調子を整えてくれています。ただし、分子がどこまで頑張れるかは個人によって違うようです。分子のはたらきを助け、破綻する前に策を講じる、そのための知と技を生み出します。
センター長あいさつ

ライフサイエンスの飛躍へ
私たちのセンターは、次世代のライフサイエンスを切り拓くためにあります。ライフサイエンスの目標は、健康で活動できる状態で個人が生を永らえることと、それによる人類社会の安寧です。20世紀後半から信じられないほどの勢いで進んできたライフサイエンスですが、まだまだわかっていないことの方が多く、ヒトの様々な機能を人類の言葉できちんと語れるにはほど遠い状況です。しかし、人類は、生命・生物を解き明かしながら、自然に学び、その巧みな仕組みに驚嘆しながらもその仕組みを取り込み、長寿享楽社会を振興してきました。ライフサイエンス技術基盤研究センターは、次世代のライフサイエンスを飛躍させるために、微生物・動物からヒトへ、要素から統合へ、写真のストップモーションからビデオの動的・時間変化的な観察へと進めます。新しい「ライヴサイエンス」コンセプトの下、我が国・世界のサイエンスの拠点として情報を発信していきます。ご指導・ご助言・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
ライフサイエンス 技術基盤研究センター センター長
渡辺 恭良
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一般公開について
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STAFF

渡辺 恭良
センター長

白水 美香子
副センター長

Piero Carninci
副センター長