特別ユニットリーダー

肝疾患の病態解明と制圧
※2018年4月の組織改編により、当研究室は生命医科学研究センターの所属になりました。最新の情報は下記よりご覧ください。
> 生命医科学研究センター 肝がん予防研究ユニットのページ
特別ユニットリーダー
小嶋 聡一
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1 研究本館408号室
Tel: 048-467-7938
研究概要
「肝疾患病態解明と制圧を目指す創薬研究」:ケミカルバイオロジーを駆使し、肝疾患の創薬標的(微量シグナル)同定と大規模スクリーニングによる薬剤候補化合物探索、創薬研究。
1. 新しい薬の種をみつける-次世代生命基盤技術を用いたB型肝炎の創薬研究。
AMED支援の下、理研の次世代生命基盤技術を駆使した大規模スクリーニング研究により非核酸アナログ抗HBV候補薬取得に挑戦。
2. 新しい診断技術をつくる-TGF-βLAP断片を指標とした肝線維化検出。
医学部、S検査会社とTGF-βLAP-Dを指標とした肝線維化血液診断法開発、同法を指標とする線維化薬の研究
3. 新しい臨床候補薬の作用機構をとく-選択的がん幹細胞殺作用のメカニズム
K製薬会社との共同研究から、網羅的ビッグデータ解析により見出した非環式レチノイドによる核TG2 /Sp1架橋不活性化/MYCN陽性肝癌前駆細胞死経路と食品成分に関する国内・国際共同研究。
展望
医学部と連携し、肝炎新規診断法の開発、治療・予防法開発の基礎研究を続行、近い将来トランスレーショナル研究を開始する。
1. 次世代生命基盤技術を用いたB型肝炎の創薬研究 AMED支援の下、これ迄見出したHBV制圧薬候補の標的タンパク質と作用機序同定、NMR/スプリングエイトで構造解析、京コンピュータでインシリコスクリーニング、リード化合物合成、ADMET、前臨床試験を経てパートナー企業みつけ、臨床試験開始。
2. TGF-βLAP断片を指標とした肝線維化検出慈恵医大、S検査会社とLAP-D指標の肝線維化血液診断法開発、実用化。LAP-D抗体PETプローブ化で肝線維化イメージング 技術開発。 同法を指標に抗線維化薬をS製薬と開発。
3. 選択的がん幹・前駆細胞殺作用機序 K製薬会社と非環式レチノイドによる肝癌前駆細胞選択的死経路全容解明、ビックデータ解析で個別化医療に向け1細胞標的タンパク質解析、食品素材を共同研究。
厚生労働省科学研究費補助金(平成27年度よりAMED)B型肝炎創薬実用化等研究事業(平成24-28年度・平成29-33年度) 総括代表:小嶋聡一
CLSTは、2018年4月1日からの理化学研究所第4期中期計画により、3つのセンターに改組されました。微量シグナル制御技術開発特別ユニットの最新の情報は、下記よりご覧いただけます。
▶ 生命医科学研究センター 肝がん予防研究ユニットのページ [http://www.ims.riken.jp/labo/74/index_j.html]
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